京都府の林業・森林整備入札 勝ち筋レポート
1. 今月の狙い目契約
例年この時期(9月〜10月)に開札されている継続契約のうち、今年度まだ落札が確認できていないものです。「現職1回目」は現在の落札者がまだ固定化しておらず、入れ替わりが起きやすい状態を示します。
| 契約 | 発注機関 | 例年の開札 | 前回の落札額 | 状態 |
|---|---|---|---|---|
| 炭山林道舗装修繕工事(その2) | 宇治市 | 10月頃 | 1,794万円 | 現職1回目(狙い目) |
| 第504 65号 林道君尾線改良工事 | 綾部市 | 9月頃 | 877万円 | 現職1回目(狙い目) |
| 林道蛇谷線舗装工事 | 与謝野町 | 9月頃 | 309万円 | 現職1回目(狙い目) |
| 森林所有者意向調査準備業務委託その4 | 城陽市 | 10月頃 | 627万円 | 3年連続 |
2. 先月の「勝ち札」解剖
先月、京都府の林業・森林整備分野で落札者の交代が起きた契約を1件、数字で解剖します。
| 前回 | 今回(8月) | |
|---|---|---|
| 落札者 | 岡崎建設 | (有)久保建材 |
| 落札額 | 599万円 | 864万円 |
読み方: 「8林橋第2号 林道七谷線橋梁補修工事」(亀岡市)は、前回岡崎建設が599万円で落札していた契約です。 今回は(有)久保建材が864万円で奪取しました(前回比 +44%)。 この規模・分野で交代が起きたということは、現職が守り切れる構造ではないという証拠です。同じ機関の類似契約も、挑戦の余地があります。
3. 先月の動き一覧
| 開札日 | 案件名 | 発注機関 | 落札者 | 落札額 |
|---|---|---|---|---|
| 2026-08-05 | 8林橋第2号 林道七谷線橋梁補修工事 | 亀岡市 | (有)久保建材 | 864万円 |
| 2026-08-19 | 令和8年度 丹後縦貫林道維持管理業務(その1) | 京丹後市 | 丹後地区森林組合 | 298万円 |
| 2026-08-19 | 林道大内線測量設計業務委託 | 与謝野町 | (株)大町測量 | 286万円 |
| 2026-08-20 | 林道杉山線舗装工事_8宮林道第1号 | 宮津市 | 株式会社マルタカ | 204万円 |
4. 相場の定点観測
| 指標 | 値 | 読み方 |
|---|---|---|
| 先月の落札額の中央値 | 298万円 | この分野・地域の標準的な案件規模 |
| 今月(9月)の中央値 | 3,159万円 | 先月より大型案件が多い |
5. 今月のレッスン — 補正予算案件を拾う
9月は補正予算の成立に伴う追加発注が出てくる時期です。補正予算の案件は、当初予算の計画発注と違って準備期間が短く、公告から締切までがタイトになりがちです。裏を返せば、常に情報を見ている会社と、たまにしか見ない会社の差が最も出る案件でもあります。また、災害復旧関連の緊急発注もこの時期に集中します。狙うなら、平時から参加資格と体制を整えておき、公告が出た瞬間に動けるようにしておくことです。本レポートの「先月の動き一覧」で、例年にない案件が出ていないかを確認してください。
6. 来月(10月)の公告予測カレンダー
過去の周期から、来月に公告または開札が来ると見込まれる継続契約です。公告は開札のおおむね1〜2ヶ月前に出ます。
| 契約 | 発注機関 | 例年の開札 | 前回の落札額 |
|---|---|---|---|
| 炭山林道舗装修繕工事(その2) | 宇治市 | 10月頃 | 1,794万円 |
| 林道大峰線道路改良工事 | 宇治田原町 | 11月頃 | 826万円 |
| 林道2号鷲峰山線道路改良工事 | 宇治田原町 | 11月頃 | 714万円 |
| 森林所有者意向調査準備業務委託その4 | 城陽市 | 10月頃 | 627万円 |
| 林道三河内岩屋線改良工事 | 与謝野町 | 11月頃 | 190万円 |
7. この市場の素顔(京都府×林業・森林整備の基礎データ)
このレポートの土台になっている京都府の林業・森林整備分野の落札結果は106件です。落札額は下位25%が240万円以下、中央値が689万円、上位25%が1,794万円以上です。発注が多いのは舞鶴市(16件)、福知山市(15件)、宇治田原町(10件)、亀岡市(9件)、綾部市(8件)で、収録団体は15団体です。
落札の多い事業者はアジア航測株式会社京都支店(6件)、(株)大町測量(5件)、(株)パスコ(5件)、(株)井田建設(3件)、サンスイコンサルタント(株)(3件)です。落札した事業者は全部で78社、上位5社のシェアは21%です。
入札方式は通常型指名競争入札が15件(14%)、指名競争入札(通常)が3件(3%)です。
年別の件数は2022年14件、2023年17件、2024年18件、2025年28件、2026年11件です。このうち毎年繰り返し発注されている継続契約は19本あり、狙い目の判定はここから出しています。
→ 京都府の林業・森林整備の落札相場(金額帯・団体別・直近の落札事例)
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