沖縄県の調査・研究・分析入札 勝ち筋レポート
1. 今月の狙い目契約
例年この時期(9月〜10月)に開札されている継続契約のうち、今年度まだ落札が確認できていないものです。「現職1回目」は現在の落札者がまだ固定化しておらず、入れ替わりが起きやすい状態を示します。
| 契約 | 発注機関 | 例年の開札 | 前回の落札額 | 状態 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度公共下水道管路施設調査業務委託(その3) | 那覇市 | 9月頃 | 950万円 | 現職1回目(狙い目) |
| 令和7年度 一銀線補償物件調査算定業務委託 | 那覇市 | 9月頃 | 792万円 | 現職1回目(狙い目) |
| 令和6年度公共下水道(雨水)調査業務委託 | 那覇市 | 10月頃 | 111万円 | 現職1回目(狙い目) |
2. 先月の「勝ち札」解剖
先月、沖縄県の調査・研究・分析分野で落札者の交代が起きた契約を1件、数字で解剖します。
| 前回 | 今回(8月) | |
|---|---|---|
| 落札者 | (有)三和総合設計 | (株)沖縄総研 |
| 落札額 | 125万円 | 188万円 |
読み方: 「比謝川整備事業に伴う物件調査業務委託(R8ー2)」(沖縄県)は、前回(有)三和総合設計が125万円で落札していた契約です。 今回は(株)沖縄総研が188万円で奪取しました(前回比 +50%)。 この規模・分野で交代が起きたということは、現職が守り切れる構造ではないという証拠です。同じ機関の類似契約も、挑戦の余地があります。
3. 先月の動き一覧
| 開札日 | 案件名 | 発注機関 | 落札者 | 落札額 |
|---|---|---|---|---|
| 2026-08-17 | 石垣港伊原間線(桴海米原地区)歩道整備事業に伴う物件調査業務委託(R8―1) | 沖縄県 | 新設計 | 925万円 |
| 2026-08-05 | 東屋部川砂防事業に伴う工損調査業務委託(事前・R8) | 沖縄県 | (株)タップ | 770万円 |
| 2026-08-12 | 県総合運動公園整備事業に伴う土地評価業務委託(R8) | 沖縄県 | (株)あい総合研究所 | 674万円 |
| 2026-08-18 | 令和8年度漏水調査業務委託(その3) | 那覇市 | (有)日章技研 | 635万円 |
| 2026-08-19 | 中城湾港(新港地区)州崎橋環境調査業務委託(R8) | 沖縄県 | (株)環境技建ウエーブ | 533万円 |
| 2026-08-13 | 令和8年度マクラム通り線物件調査業務委託 | 沖縄県 | (有)アセスメントエンジニア | 475万円 |
| 2026-08-13 | 豊見城糸満線(潮平)物件調査等業務委託(R8ー1) | 沖縄県 | 那覇不動産鑑定(株) | 470万円 |
| 2026-08-13 | 豊見城糸満線(潮平)物件調査等業務委託(R8ー2) | 沖縄県 | (有)三和総合設計 | 470万円 |
| 2026-08-03 | 嘉手納漁港係船杭損傷調査業務(R7) | 沖縄県 | (株)ホープ設計 | 370万円 |
| 2026-08-31 | 西屋部川環境調査業務委託(R8) | 沖縄県 | (株)イーエーシー | 305万円 |
| 2026-08-13 | 我喜屋ダム水質調査業務委託(R8) | 沖縄県 | (株)イーエーシー | 230万円 |
| 2026-08-24 | 県道13号線交通安全対策事業に伴う物件等調査業務委託(R8ー2) | 沖縄県 | (株)総合設計玉城 | 198万円 |
| 2026-08-25 | 比謝川整備事業に伴う物件調査業務委託(R8ー2) | 沖縄県 | (株)沖縄総研 | 188万円 |
| 2026-08-25 | 令和8年度作業環境測定業務委託 | 沖縄県 | (株)沖縄環境分析センター | 164万円 |
4. 相場の定点観測
| 指標 | 値 | 読み方 |
|---|---|---|
| 先月の落札額の中央値 | 470万円 | この分野・地域の標準的な案件規模 |
| 今月(9月)の中央値 | 200万円 | 先月より小型案件が中心 |
5. 今月のレッスン — 補正予算案件を拾う
9月は補正予算の成立に伴う追加発注が出てくる時期です。補正予算の案件は、当初予算の計画発注と違って準備期間が短く、公告から締切までがタイトになりがちです。裏を返せば、常に情報を見ている会社と、たまにしか見ない会社の差が最も出る案件でもあります。また、災害復旧関連の緊急発注もこの時期に集中します。狙うなら、平時から参加資格と体制を整えておき、公告が出た瞬間に動けるようにしておくことです。本レポートの「先月の動き一覧」で、例年にない案件が出ていないかを確認してください。
6. 来月(10月)の公告予測カレンダー
過去の周期から、来月に公告または開札が来ると見込まれる継続契約です。公告は開札のおおむね1〜2ヶ月前に出ます。
| 契約 | 発注機関 | 例年の開札 | 前回の落札額 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度公共下水道(雨水)調査業務委託 | 那覇市 | 10月頃 | 111万円 |
7. この市場の素顔(沖縄県×調査・研究・分析の基礎データ)
このレポートの土台になっている沖縄県の調査・研究・分析分野の落札結果は351件です。落札額は下位25%が260万円以下、中央値が540万円、上位25%が978万円以上です。発注が多いのは沖縄県(260件)、那覇市(91件)で、収録団体は2団体です。
落札の多い事業者は(株)イーエーシー(13件)、(株)南西環境研究所(12件)、(一財)経済調査会(12件)、(一財)建設物価調査会(11件)、(株)中央建設コンサルタント(10件)です。落札した事業者は全部で116社、上位5社のシェアは17%です。
入札方式は指名競争が198件(56%)、一般競争入札(入札後資格確認型)が84件(24%)、一般競争(事後)が33件(9%)です。
年別の件数は2023年28件、2024年30件、2025年165件、2026年128件です。このうち毎年繰り返し発注されている継続契約は58本あり、狙い目の判定はここから出しています。
→ 沖縄県の調査・研究・分析の落札相場(金額帯・団体別・直近の落札事例)
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